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種類がたくさん!アンドラダイトの意味や石言葉・向いている人

ブラジルの優れた政治家で、4種類の新鉱物と8種類の未知の鉱物を発見した博物学者だったジョゼ・ボニファシオ・デ・アンドラーダ・エ・シルヴァ(José Bonifácio de Andrada e Silva)に由来し、1868年にノルウェーのブスケルー県ドランメンで初めて発見されたと考えられているアンドラダイト。

ガーネットグループの一種で、発色によって名称が変化します。
緑で透明のものはデマントイド(Demantoid)、黄や緑のものはトパゾライト(Topazolite)、不透明な黒や茶色のものはメラナイト(melanite)と呼ばれ、中でもデマントイドは光の分散率が強く、ダイヤモンドに匹敵する輝きを持つことから、高品質なものは高値で取引されます。

トパゾライトはイエローアンドラダイト、イエローデマントイドなどの呼称も。トパゾライトとは呼ばれず、単に「黄色のアンドラダイト」と呼ばれることの方が多いです。

メラナイトは鉄分の一部がチタンに置換することで生まれる色で、宝石として扱われることはほとんどありませんが、結晶原石が綺麗なことからインテリアや鉱石見本として人気があります。
「チタニアンアンドラダイト」と呼ばれることも。

珍しいタイプとして、遊色効果を示す七色に輝くレインボーガーネットや、イエロー系の色合いが美しいマリガーネットがあります。
マリガーネットは1994年、アフリカのマリ共和国で鉱脈が発見されたことからその名が付けられ、グロッシュラー80%とアンドラダイト20%が混ざった中間種であることから、別名グランダイトとも。

 

アンドラダイト(Andradite):灰鉄柘榴石

アンドラダイト

アンドラダイトは鉄とカルシウムを多く含みます。ガーネットグループの中で最も高い屈折率と光の分散率を誇り、分散率はダイヤモンドよりも高く、カットによっては強い煌めき(ファイア)を堪能することができます。

ロシア産のものには石綿の繊維が放射状に広がっている独特のインクルージョンが見られるものが多く、その様子が馬の尻尾のように見えることからホーステールインクルージョンと呼ばれます。
インクルージョンは好まれない宝石が多い中、ホーステールインクルージョンは形状や位置などによって高額になるという珍しさがあります。

石言葉

創造力・生命力・勇気・行動力

スピリチュアル的な意味

身体の電磁場を再調整し、オーラを浄化・拡張させると言われている。勇気とスタミナをもたらし、男性性をサポート。目標や夢を叶えるための継続力を養い、憂鬱な気分をポジティブなものに変換する。ビジネスの成功と、旅の安全をもたらす石とも。

※色や種類により効果に差がある場合があります。

こんな方におすすめ
  • 男らしさを身につけたい方
  • 積極性を身につけたい方
  • 周囲から認められる存在になりたい方
  • ビジネスで成功を収めたい方
  • 1月生まれの方
黄色味、緑色、翆褐色、褐色、赤褐色、灰黒色、黒色
条痕色 白色
モース硬度 6.5〜7.5
比重

3.85

劈開 なし
化学組成 カルシウムと鉄の珪酸塩
透明性 透明もしくは半透明
光沢 ガラス光沢、やや金剛光沢
屈折率 1.85〜1.89
多色性 なし
蛍光 なし
インクルージョン アスべストス
産地 [緑色石]ロシア、イタリア、コンゴ
[黄色石]イタリア、スイス、韓国、アメリカ他
[その他]アフガニスタン、イエメン、インド、エクアドル、カナダ、中国、ブラジル他

※上記の数値は文献により多少異なる場合があります。

【豆知識】ガーネットの種類は20以上?!

ここまでたくさんのガーネットの名前が登場しましたが、頭がこんがらがってきた方もいるのではないでしょうか?

私たちがよく耳にする「ガーネット」は、珪酸塩を主とする同じ鉱物の総称。
化学組成よって色や輝きなどが変化し、正式に定められている種類や商業名などを含めると、現在までで15種類(諸説では20種類)のグループがあると言われています。

大きく分けた2つのグループは以下の通り。

パイラルスパイト(Pyralspite)ブループ

このグループは別名「アルミニウムグループ」と呼ばれ、和名の「礬」はアルミニウムを意味しています。

ウグランダイト(Ugrandite)グループ
  • アンドラダイト(灰鉄柘榴石)
  • ウバロバイト(灰格柘榴石)
  • マリガーネット(グランダイト)
  • グロッシュラー(灰礬柘榴石)

このグループは別名「カルシウムグループ」と呼ばれ、和名を見ても分かる通り鉱物中に「灰(カルシウム)」を含んでいます。

上記のグループから更に派生・分岐し、シャンパン、ヘソナイト、ツァボライト、スターなどなどのガーネットがあります。

いやー!一口で「ガーネット」と言っても、かなりの種類と分類がありますねー💦
ネコもそろそろお腹がいっぱいです!!