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本州の最西端在住の占いオタク「星乃ネコ」が、占い諸々を備忘録的に記録。元アンチ視点からの占い考察で、占い好きな人はもちろんそうでない人にも、占いの魅力をお伝えしています。

少し先の未来や展開を先読み!卜術の種類6選

卜術は偶然性を利用した占術で、占う瞬間のその人や場・時間と占い師など、様々な要因によって導き出される結果をもとに、今後の展開や運気を読み解きます。

卜術の多くは道具を用いて行うことが多く、その解釈や占い結果も占い師によって変化するのが特徴です。

道具の数だけ占術が多岐に渡るのも特徴で、一般的に卜術として人気があり、有名な占術は次のようなものがありますのでご紹介します。

 

タロットカード

卜術と言えば…で思い浮かぶポピュラーな占術の1つ。
その歴史は古く、起源はハッキリとはわかっていませんが、19世紀頃にヨーロッパから世界へ広まったと言われており、学術的な文献が残っているのは15世紀のイタリア製のものです。貴族の遊びとしてのトランプ占いから発展したという説も(諸説あり)

大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の絵柄のついたカードを使い、人の気持ちや状況の推移、短期的な運気を占うことができます。

タロットカードの絵柄は、基本的にウェイト版とマルセイユ版とに分けられるものの、現代では禅タロットボイジャータロットなど、オリジナルの絵柄と解釈が使われたタロットカードも多く使われるようになりました。

占い師が選んだカードと、組み合わせや位置などを見た上で、占い師の経験やインスピレーションで行われる占術です。

ラクルカード

前述のタロットカードに似ていますが、タロットカードと大きく違う点は、カード1枚1枚にしっかりとしたメッセージが込められていることにあるでしょう。

ラクルカードは作者によって絵柄と解釈が変わり、更に占い師がそのオラクルカードを使うことで、相談者に伝えるメッセージが変化します。

有名なオラクルカードはエンジェルカード各種、ザ・マップオラクルカードなど。
タロットカードよりオリジナリティが増したものがオラクルカードと捉えて問題ないでしょう。
種類も非常に多いため、絵柄も楽しみたい人にもおすすめの占術です。

トランプ占い

タロットカードやその他のカード占いのルーツとも言われている占い。

タロットカードは持っていなくても、トランプであれば持っている場合も多く、また簡単に結果が出るため、シンプルなスタイルを求める人におすすめの占術といえます。

問いかけに対してカードがすべてなくなればOKという読み方もあれば、数字や絵札、スートの出方や組み合わせや並び方などで占いっていくなど、占い師によって様々な展開が行われ、意外な奥深さも味わえる占術です。

東洋の卜術として最もポピュラーな易。

中国の書物「易経」から派生した占術で、陰と陽を6回出すことで導きだす64通りの「卦」によって、物事の吉凶や今後の展開を占います。また四柱推命にもある陰陽五行説が易にも取り入れられています。

道具は「筮竹」と呼ばれる細い棒やサイコロ、コインを使用することもあります。様々な方法で六十四卦を導き出していく占術です。

なお、一言で易といっても複数の種類があり、六十四卦を出す部分は共通しているものの、易経をもとに出していく「周易」と、出た卦を十二支に当てはめていく「断易」とがあります。一般的に易といえば周易と認知されているものの、双方は違う解釈を持ち、その占術は似て非なるものです。

その他、梅花心易という種類もあり、いずれも東洋の教えに基づいた占術で高度な解釈が求められます。それだけに歯切れの良い結果が導き出せるのがこの占術の魅力です。

ルノルマンカード

昨今、カードでの占術で人気を集めているルノルマンカード占い。

フランスのマダム・ルノルマンが作ったとされるカードで、フランスらしい気品のある絵柄も魅力の1つ。優雅な絵柄と、タロットよりも明確な答えが導き出せると評価する人もいることからファンが増え、ルノルマンカードを扱う占い師も増えてきました。

36枚のカードから成り立ち、絵柄もメッセージもシンプル。カードの組み合わせを基に占術結果を導き出していきます。卜術の中でも今後更に人気を高めていく占術といえるでしょう。

ルーン占い

ゲルマン人が古代、北欧で用いていたとされるルーン文字を使った占術。

文字一つ一つに意味があるとされ、その時選ばれたルーン文字からメッセージを読み取り、悩みや今後の展開を占います。ルーン文字を刻む素材は天然石や木製チップなどが主流で、最近ではカードに印刷したものもあります。

複数のルーン文字を組み合わせて解釈することもでき、文字からの神秘的なメッセージを楽しめる占術です。

 

その他にも、マンデン占星術、ホラリー占星術、ジオマンシー、ダウジング、水晶占い(スクライイング)六壬神課などがあります。

卜術は前回紹介した命術と異なり、その人の本来の性質や持って生まれた運気というよりは、今後の流れや相手の気持ち、流動的なこれからの展開を見ることを得意とします。
「どの道・どの方法を選んだらよいか?」というクジのような役割を卜術は担うことができるといえるでしょう。

また命術と併せて扱うことでバランスの取れた結果が得られる可能性が高まり、奥行きが増す魅力的な占術です☆