アマゾン生まれではない希望の石・アマゾナイトの意味や石言葉・向いている人
アメリカやブラジルなどで算出されるアマゾナイトですが、アマゾン川流域で産出する青緑色の石英がアマゾナイトと似ていたことから、当時の商人の勘違いによって名付けられたというなんとも紛らわしい名前で、実際にはアマゾン川流域では産出されません。
古代メソポタミアのウル遺跡や古代エジプト、イタリアのチボリ遺跡でも使用されていた跡が発見されており、装飾品などの宝石として珍重されていた石。
古くから希望や幸運を引き寄せる力があると信じられ、別名希望の石(ホープストーン)と呼ばれています。
アマゾナイト(Amazonite):天河石
アマゾナイトは長石グループに属するマイクロクイン(微斜長石)の一種で、含有される鉛の量よって黄緑色から青緑色まで様々な色があります。色合いが明るく薄く光を通し、白い縞の少ない物ほど品質が良いとされますが、「少し模様があった方がアマゾナイトらしい」として、ロシアンアマゾナイトと呼ばれる濃い青緑色に白い模様が入ったタイプを好む方も一定数いるようです。良質なアマゾナイトにはシラーと呼ばれ、光を反射してキラキラと輝くものがあります。
硬度は平均的ですが圧迫に弱いという性質があるため、加工の際は注意が必要な鉱物です。似た鉱物にジェード(Jade)や、別名トルコ石と呼ばれるターコイズ(Turquoise)があります。市場ではクォーツァイト(Quartzite)を染色した偽物が出回ることもあり、注意が必要。
石言葉
希望・心の強化・才能開花・表現力
スピリチュアル的な意味
身体を流れるオーラに働きかけ、不安や怒りなどを抑え、精神的・肉体的ストレスを緩和し、心を穏やかに本来の状態に戻す力があるとされている。潜在能力を引き出し、集中力を高める力があることから、学力アップや受験・試験合格の石として使われることも。また沈静の波動を持ち、ストレス面から来る臓器の不調やコミュニケーションの改善にも。
こんな方におすすめ
- アーティストの方
- 心を体のバランスを整えたい方
- ストレスを解消したい方
- 創造力を身につけたい方
- 表現力を身につけたい方
色 | 緑色、空青色、青緑色 |
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条痕色 | 白色 |
モース硬度 | 6〜6.5 |
比重 | 2.54〜2.58 |
劈開 | 完全 |
化学組成 | カリウムとアルミニウムの珪酸塩 |
透明性 | 半透明 |
光沢 | ガラス光沢もしくは真珠光沢 |
屈折率 | 1.52〜1.53 |
多色性 | なし |
蛍光 | 弱い、帯黄緑色 |
インクルージョン | 層状組織、薄層の反射による白色線条 |
産地 | アメリカ、ブラジル、インド、カナダ、ペルー、タンザニア、マダガスカル、ロシア、南アフリカ共和国他 |
※上記の数値は文献により多少異なる場合があります。
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