歴史ある数秘術とその種類!全ての数字には意味がある
日常生活の何気ない瞬間で、目にした数字から不思議なパワーを感じたことはありませんか?
たとえば、
「目覚まし時計が鳴る前にたまたま目が開いたら5時55分だった」
「買い物をしたら合計が777円でラッキーセブンが並んだ」
「番号札や席順など、なぜか自分に縁のある数字があるように感じる」等々。
今回は、そんな数字の持つ意味、数字を使って占う「数秘術」についてお伝えします!
数秘術とは
数秘術とは、数字を使った占いのことで、英語では「numerology(ヌメロロジー)」と呼ばれます。
「全ての数字にはそれぞれが持つ意味やエネルギーがある」という考え方が主軸になっている古代ギリシャの時代から伝わる占術のひとつで、生年月日と名前からその人が持って生まれた運命や性格などを読み解くことができます。
現代の流派は様々ですが、どの数秘術にも共通しているのは1から9までの数字を使って占うことです。これらの数字は「ルートナンバー」と呼ばれ、あらゆる数の基本になるとされています。
数秘術の歴史
数秘術の歴史は長く、もともとは占いというよりは学問の一分野と位置づけられていました。
ギリシャの哲学者で、数学者としても有名なピタゴラスの「数秘学」という学問から始まり、「宇宙に存在しているあらゆるものは、数の法則に従っている」という思想がベースになった学問です。
数秘術は、数字を用いて人の行動や精神の分析を行う分析学としては最も古いもので、多くのデータからチャート等を使って読み解いていく統計学の側面も持っています。
やがてヨーロッパで盛んに行われていた西洋占星術やタロット占いと結びつき、占いとして発展を遂げていきました。
数秘術の種類
数秘術には様々な流派があり、現在でもよく知られているのが、ピタゴラス式数秘術、カバラ数秘術、モダンヌメロロジーの3つです。
それぞれ簡単に解説していきます。
ピタゴラス式数秘術
ギリシャの数学者ピタゴラスが生み出した数式を基にして、導き出された数字を分析します。大きな特徴として、ゾロ目の数字を特別扱いしない点が挙げられます。
スピリチュアルな要素がほとんどなく、分析・統計の側面が強く見られます。
カバラ数秘術
ピタゴラス式数秘術がユダヤ文化の中で独自に発展してきたものがカバラ数秘術です。
「カバラ」とはヘブライ語で「伝承」という意味を持ち、ユダヤ教の神秘的な考え方を内包しています。
生年月日を使ったシンプルでわかりやすい計算方法と独自の世界観で、現代でも根強い人気があります。
モダンヌメロロジー
特に20世紀初期以降に広まった新しい数秘術、モダンヌメロロジーは、ミセス・バリエッタという女性が紹介したのをきっかけに、アメリカ国内でも広がりました。
生年月日と名前から算出する方法が主流で、複数の意味のある数字を導き出すのが特徴です。
数字のパワーを味方につける!
生年月日から導き出す運命数以外にも、日常生活の中で目にする様々な数字、たとえば車のナンバー、電話番号、部屋番号、レシートの通し番号、受験番号などからも、その数字の持つパワーや意味を読み解くことができます。全ての数字には意味があると考えるのが数秘術の基本です。
数秘術はシンプルですが、とても奥が深い占術です。
今この瞬間に目にした数字から直感的に受け取るメッセージや、1年ごとのテーマ、自分が持って生まれた人生の目的など、数字の持つ意味やメッセージから占っていきます。
人生の節目や転機を迎えた時、困難を乗り越え幸運を掴むヒントを得る方法のひとつとして、ぜひ数秘術を活用してみてください☆