アメジストは酒酔い防止のお守り?意味や石言葉・向いている人
水晶やシトリン、ローズクォーツなどと並び、水晶系の中でも人気の高いアメジスト。
アメジストの名前の由来には、ギリシャ神話の酒の神「バッカス」に石に変えられてしまった乙女「アメジスト」から来ているという説と、ギリシャ語で「酒に酔わない」という意味からきているという2つの説があります。
また色がブドウ酒と似ていることから、酒の神「バッカス」の名を取った、バッカス・ストーン(Bacchus stone)の別名も。
これらの理由で古代ローマ時代には、「アメジストの杯でお酒を飲むと悪酔いしない」とされ、実際にアメジストで出来た杯が広く用いられていたのです。
現在でも酒酔い防止のお守りとして用いられることがあります。
アメジスト(Amethyst):紫水晶
アメジストの紫色は含有された微量の鉄(Fe)イオンに由来し、これを470°〜750°で熱処理することによって黄色・褐色・緑色・無色の変種に変えることができます。
紫という色は古来より宗教や霊的権威の高い色を象徴する位の高い色であり、アメジストはこの色を持つことから、古代エジプト、ユダヤ、キリスト教で司教の石として珍重・崇拝されてきました。
アメジストは紫外線によって褪色する性質があります。普通に身につける分には問題ありませんが、長時間・長期間直射日光の当たる場所に置くのは避け、日陰での保管をおすすめします。
石言葉
高貴・誠実・調和・心の平和・敬虔・霊性
スピリチュアル的な意味
誘惑を跳ね除ける冷静な判断力や、直感力を高めたい時に。ネガティブな外的エネルギーを遮り、影響を受けないように防御する効果も。強力なヒーリング効果をもたらすことで知られているラリマー、スギライト、チャロアイトなどと組み合わせることで更に強力なヒーリング効果が得られる。
こんな方におすすめ
色 | 紫色、碧紫色、ふじ紫色 |
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条痕色 | 白色 |
モース硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
劈開 | なし |
化学組成 | 二酸化珪素 |
透明性 | 透明 |
光沢 | ガラス光沢 |
屈折率 | 1.54〜1.55 |
多色性 | 明瞭な二色性/紫色、灰紫色 |
蛍光 | 弱い、緑色味 |
インクルージョン | 双晶構造による羽状、液体、ルチル、トルマリン |
産地 | ブラジル、ウルグアイ、南アフリカ、アメリカ、インド、スリランカ、韓国他 |
※上記の数値は文献により多少異なる場合があります。
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