タロットの13番-死神(Death)はネガティブな意味だけではない!愛すべきカード解説
今回はタロットカードの「死神」をご紹介します(=•ω•=)
占った時にこのカードが出ると、「怖い」「不吉」など、とにかくネガティブな印象を持つ方が大変多いですね。
確かに死神のカードには、占った状況によっては「死」の意味が含まれている場合があるのも事実ですが、いわゆる「良い意味」も含まれているんです★
今回はそんな少し不気味で、でも愛すべき死神のカードの意味・読み方をご紹介します。
カードの絵柄解説
大アルカナ13番目のカード、死神。
まず個人的な感想から言わせていただくと、私が初めてタロットカードを手にし、カードに1枚1枚目を通した際に、死神のカードはそれほど怖い印象ではありませんでした。(なんなら悪魔とか塔の方が抜群に怖かったですww(=;ω;=)
水色とグレーがかった色味で遠くに日の出が見え、立派な白馬に乗った鎧を纏った骸骨はむしろ格好よくも見えました。
大きな黒い旗を掲げ、鎧兜を身につけた骸骨が目を赤く光らせた白馬に乗っています。「黒」は神の試練、「鎧兜」は戦いを意味し、旗に描かれたバラは「ミステックローズ」と呼ばれ、人間の生命を象徴する模様。
そんな骸骨(白馬)の足元には神に仕える者である白い服を纏った人が倒れ、金の服を着た僧侶が血の涙を流して死神に懇願するように祈りを捧げています。
神に仕える者でも死からは免れられず、骸骨は運命に従い淡々と命を奪っていく戦士。
これだけで終わってしまうとただの恐ろしい死神ですが、その目線の先は懇願する僧侶ではなくまだ生きている子供に注がれているようにも見え、そこに漂う空気は慈愛すら感じられます。
これらを感じたことで、死神のカードは私にとっては好きなカードの1枚になりました。
ちなみにこの死神のカードは蠍座に対応しており、どちらも「死と生」「破壊と復活」の意味を持ちます。(蠍座っていっつもこんな暗い印象ですよね…)
「死神」に含まれる様々な意味
死神のカードには、以下のような意味づけがされています。
- リセット
- ターニングポイント
- 転機
- 生まれ変わる
- 新たな局面
- 再出発
これらを踏まえ、死神が正位置で出た場合は以下のように読み取ることができます。
- 過去を振り返り、再出発すべきタイミング
- 関係などを白紙に戻してやり直す、やり直しが可能になる
- 区切りをつけることによって状況が大きく変わる
- 見直すことで新たなチャンスやアイデアに恵まれる
変わること、変えようとすること、何かを変えることというのは決して簡単なことではありません。
むしろ多少の不都合や不便があったとしても、現状を維持することのほうが簡単なようにも思えます。
しかし、それでは結局のところ行き詰まる展開になるのは見えていたり、いつかはやり直す、見直すべき日が来る。
形あるものはもちろん、形無いものだって、同じ状態を保ち続けることは難しい。
終わりがあるからこそ、新しく始められる何かがある。
それは、好きだった人との関係に区切りをつけるときだったり、過去の自分を振り返って乗り越えることだったり、状況によってやるべきことは様々ですが、このカードが出たときはそういった作業がこれからは必要なのだと示唆しています。
「死神」のカードが逆位置の時の読み方
逆位置の場合は以下のように読みます。
- 先の展開が見えずまだ時間を要する
- どっちつかずの状況への警告
- やり直す余地がある
- 物事の延期
正位置で出たときは「死と再生」の意味合いが強かったですが、逆位置で出たときはどちらかというと「延期」のニュアンスが近いです。
何か作業や物事を進めたとしても過去のやり直しをする必要があったり、やり残したことをさせられたり、結果としてストップする、停滞する未来を予測しています。
今回紹介したカードはこちら↓
死神のカードはスクラップ&ビルド
死神のカード=死
とだけ捉えるのではなく、死と再生、再生のための死、復活と捉えることで、より深くリーディングすることができます。
死神のカードが出たときは、過去や自身を振り返り、今後の行動指針を改める材料として捉えてみましょう。
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