タロットで似ているカードが読みにくかったので比較してみた
こんばんは、今宵も夜な夜なタロット研究中のネコです(=^ω^=)今日もネムーイ
突然ですがもし今、ネコと同じようにタロットをお勉強中の方や、タロットで占ってもらったことのある方。
「運命の輪と世界って、何が違うん?(=´⊙ω⊙`=)」
て思った方、おられませんか?
他にも、皇帝と法王と正義(絵柄似てない?)とか、死神と悪魔と塔(全部不吉でおk?)、星と月(どっちも水ビシャア系)などなど…
そこで、簡単ではありますが改めて比較して考えてみましたᕦ(=ò_ó=)ᕤ
※ライダー社、ウエイト=スミス版を使用しています。
※正位置、逆位置にはこだわらず比較しています。
皇帝・法王(教皇)・正義
一目見たときの印象が、「全員石の素材があって偉そうにしてる〜」…でした汗
また全員赤い服を着ていて、黄色い被り物と、何かしらの道具を持っているのもかなり特徴的ですね。見た目だけでいうとかなり類似点が多いように思います。
ですがそれぞれの相違点をきちんと認識して違いを見いだして比較することで、今後の使い方・読み方がみえてきます★
皇帝
キーワード「支配」
精悍な顔つきの、一国の主人である壮年の男性(皇帝)が、石造りの玉座に座っています。
何か目標を持って物事を進める時に、他人に頼るのではなく自分自身の意思と力で進めるべきであると告げています。公私のけじめをきちんとつけて、厳しさとリーダーシップを持って前に進むことで、目的を達成することができることを示してます。
そのためには自分自身が暴走することなく、自分さえもコントロールする力が必要であることを教えてくれるカードです。
法王(教皇)
キーワード「支援・援助」
背景の石造りは教会であり、右手に魔除けのサインを掲げる法王の前には洋服が異なる2人の信者が、法王の話に耳を傾けています。
「法王(教皇)」と言うとピンとこない方が多いかもしれませんが、日本で言うと神主・住職のポジションに似ています。そこから連想して、話を聞く・手を差し伸べる=支援すると意味付けると解釈しやすいかと思います。
ここで言う支援とは精神的な支援を意味し、このカードが出た時は自分だけの力ではなく誰かに相談すべき時だったり、話し合って悩みを共有するなどの機会が必要であることを示しています。方向を指し示して導いてくれる救いの手や、メンターが現れる兆しの場合も。
正義
キーワード「バランス・均衡」
2本の石柱の間に赤い弾幕がかけられており、中央に座る男性は右手にブルーの剣、左手に天秤を持っています。
「正義」といっても、絶対的な正しさを表しているのではなく、人ぞれぞれの価値観によって揺らぐ中で、自分が正しいと思える方向・判断をぶれずに保ち続けるバランス感覚が大切であると暗示するカード。
ただ一方的な正義を振りかざすのはこのカードの意味に反する行動です。わがままに振舞ったり自己主張をせずに、周りとの調和を図りながら、その場に応じた自分にとっての正義を見定めましょう。
死神・悪魔・塔
どれも黒くて不吉なイメージで、嫌われがちなカードですが、タロットカードにおいて「絶対的に悪いもの」は存在しない、というのを念頭に、それぞれの大事な役割・意味を比較していきます★
死神
キーワード「終わりと始まり」
一つの状況を終わらせて新しい何かを始めるということや、だらだらとした関係や過去を終わらせるチャンス・転機を意味します。
実はイメージに反して、転職や結婚など、人生のターニングポイントにも出やすいカードです。
死神のカードについては過去の記事でも深く触れていますので、ご興味のある方はご覧ください☆
悪魔
キーワード「拘束」
悪魔は人間であれば誰もが持つ欲望や、行きすぎた感情を具現化したもの。
強くなりすぎた執着・欲望はその人を絡め取り、周りを見えなくしてしまう。ただそれは時に、理性的な打算がないピュアな気持ちだったりもします。
好きな何かをやり遂げたり、感情に任せて何かを手に入れようとしているとき、周りに迷惑をかけることなく、冷静になって考えるようにと警告してくれるカードです。
塔
キーワード「組み替え」
カードに描かれた塔を脅かす落雷と炎に、衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか?
トラブルや急な予定変更などの自分の力ではどうにもならない「突然の変化・アクシデント」を示唆し、それは大きな衝撃や辛さを伴いますが、同時に凝り固まった価値観の変化や、状況の変化ももたらします。自分からアクションを起こすことが苦手な方にとっては、チャンスを与えてくれるカードといえるでしょう。
星・月
どちらも水辺と空がモチーフになっており、色味がとても似ているので、ネコにとっては「パッ」と見で違いを掴みづらいカードたちです(汗
星
キーワード「希望・理想」
裸の女性が水辺で2つの水瓶から水を注いでおり、その頭上には大小8つの八芒星が描かれています。
身近なことばかりにとわられない気持ちや、将来理想的な何かが起こる暗示、希望に満ちた未来を示しています。「希望の星」というと聞こえがよいですが、星は遠く離れた手の届かないところにあるものです。この星を掴むためには、それ相応の努力と、そこにまっすぐ進んでいく力強さが必要であることを教えてくれています。
月
キーワード「不安・夢想」
満ち欠けのある月が空に描かれ、その表情は不安げで悩ましさを感じさせます。
身の回りにあるものや状況がはっきりとしないために、あれこれと考え悩んで不安や疑心暗鬼になっている状況を示します。
迷っている自分を受け入れ、自分の中の感情と向き合い素直になることで、解決の糸口が見えることを暗示しています。
一方で、感情の豊かさとともに芸術的な才能や直感力、イマジネーションが高まっていることも暗示しており、アイデアを生み出したり絵や文章を書くことで、新しい自分を見つけられる可能性も示しています。
運命の輪・世界
運命の輪は、一桁のカードの終わりであり、二桁のカードの始まり。世界はタロットカードの大アルカナ全体をまとめて0番の愚者につなぐ役割があります。
どちらの絵柄も「輪」をモチーフに描かれており、区切りを示すカードではありますが、それぞれ少しずつ意味が異なるようです。
運命の輪
キーワード「輪廻、流れ」
中心に描かれた歯車には、右回りに読むと「TARO(タロットカード)」、左回りに読むと「TORA(2の女教皇が持つ律法書)」と読むことができ、四隅の生物は「火地風水」を表現しています。
このカードは良くも悪くも物事が流れ通りに進むことを意味し、無理に状況を変えることより、今できることや立場を利用して動けることを見つけて動くべきであると示唆します。
歯車がきちんとかみ合うように、スムーズな流れに乗れば日々の運気が整い、チャンスやトラブルの種を見つけやすくなります。
世界
キーワード「完成」
「運命の輪」と非常に似た構図ですが、「世界」の四隅の生物は「運命の輪」の時より成長を遂げています。中央の人物を囲うリースは月桂樹であり、無限を表すレムニスケートの赤いリボンで結ばれています。いわゆる「よい」イメージで知られていますが、状況により見方が変わってくるカードでもあります。
目標の達成や願いの成就などによって心が満たされるという、願いを叶えるために頑張っていた方にはよい意味がある一方で、ずっと同じところに留まっていた場合にはその状態が終わりを告げる、という意味にもなり得ます。
また何かが完成するということは、生きている限り次へ進む必要があるということ。終わったことに安心してしまわないで、次に進む英気を養うべきだと教えてくれるカードです。
今回紹介したカードはこちら↓
これらはネコの思う「似ているニャー」と思うカードでしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか?
身近な人とそういったカードについてセッションすると、思わぬ発見や考え方に出会えるかもしれませんね★
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