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本州の最西端在住の占いオタク「星乃ネコ」が、占い諸々を備忘録的に記録。元アンチ視点からの占い考察で、占い好きな人はもちろんそうでない人にも、占いの魅力をお伝えしています。

日本は占い大国?世界の占い事情や占いの価値観

占い 外国

こんばんは!星乃ネコです☆

日本でよく目にする占いとして、星座占いや血液型占いなどがありますよね。それはテレビや雑誌、SNSなどで多く見られ、このように日常生活に占いが浸透している日本は立派な占い大国であると言えます。

では海外での占いの存在とはいかなるものなのでしょうか?

日本以上に占いを信仰している占い大国もあれば、国自体が占いに全く関心がなかったり、中には少し拒絶反応を示す国も。

今回はそんな、世界の様々な占い事情を紹介します。

 

アジアに占いを広めた「中国」

中国は日本や台湾、韓国に占いを広めたという伝えがあり、アジアの中でも古くから占いを大事にしている歴史ある国です。占いの館が点在していることは当たり前で、台湾や香港には占いの館が軒を連ねる「占いストリート」なるものがあります。

中国で人気の占術は易占い、風水、四柱推命です。本格的でスピリチュアルな占術を好む中国では、タロット占いや星座占いはあまり流行っておらず、手軽にできる占いアプリなどのスタイルもメジャーではないようです。

ネットやカフェでも楽しめる「韓国」

中国同様、韓国にも占いの館が点在する占い大国。

中国と密接に関わってきた歴史があり、韓国でも四柱推命と易占いが人気。中国より伝わった伝統的な占い方を重んじている一方、インターネットでの占いや四柱カフェなど、若者も気軽に楽しめる占い方法も流行しています。

特に首都ソウルの繁華街では占いの館や占い屋台もあり、観光地としても人気があります。

風水を重んじる「シンガポール

シンガポール マーライオン

シンガポールは風水を大事にする占い大国。

シンガポールのシンボル「マーライオン」は風水に基づいて建てられたと言われており、「繁栄」を意味する東の方角に向かって、「金運」を司る水を噴射しています。以前は別の場所にあったこのマーライオンですが、風水占い師の勧めにより現在の場所に移設されたそうです。
その他にもシンガポールのランドマーク的なマリーナベイサンズ、巨大観覧車シンガポールフライヤーも風水を参考に建てられたと言われています。

風水が広く浸透するシンガポールですが、タロット占いや手相占いができる占い師も多く、街中では占いの館もあります。観光地として有名なブギスストリートにはオーラ占いができる所もあり、占いツアーが組み込まれることも。

曜日占いが日常生活に浸透する「タイ」

タイ

タイは広く占いが信じられている国です。占いの館は無いものの、お寺の一角や、占い師に連絡を取り、ホテルやカフェで占ってもらうこともあります。

タイでは「曜日占い」が日常生活に浸透していて、タイ王国大使館ホームページでも取り上げられているほど。曜日占いは生まれた曜日によって運勢を知る占いで、日本での星座占いのような形で結果が出ます。

首都バンコクには、占いをしたい日本人向けに日本語が話せる占い師も多く、曜日占いはもちろん、タロットなども扱える占い師もいます。

インド占星術の「インド」

インドでは国民の80%がお見合い結婚で、一般的に結婚前に両家の相性を鑑定するそうです。子供の有無や転居さえも占いで鑑定してから決めることがあると言われています。

インドで人気の占術は、インド、ネパール、チベット周辺に広がる「インド占星術」です。占星術と言えば、西洋占星術を12星座で表した星座占いが良く知られていますが、インド占星術は「ヴェーダ」と呼ばれる聖典が元になっており、前世からのカルマや輪廻転生も知ることが出来ると言われる占術です。

占い師バリアンのいる「インドネシア・バリ島」

インドネシアのバリ島はもともとスピリチュアルな力が集まる島として有名で、「バリアン占いツアー」というものもあります。

「バリアン」とはバリ島の占い師を指します。代々スピリチュアルな霊的能力を受け持った者がなることができ、多くのバリ市民もバリアンの元に鑑定に訪れるそうです。バリアンが占う「バリアン占い」では特定の占術は決まっておらず、相談内容に応じて占術を判断しているそうです。

コーヒー占いが有名な「トルコ」

トルココーヒーの文化でもあり、飲み終わったコーヒーカップの底に残ったコーヒーの残り方によって、現在や未来の運勢などを占う「コーヒー占い」が人気。「問題解決のための占い」ではなく、日本での星座占いと似た感覚で楽しむ占いです。

イスラム教のトルコでは男性が占いを信じることは少なく、主に女性が気軽に楽しむそうです。イスラム教の教え通り、男女別で行動することが多いトルコ人は女性同士で話す時間も多く、占いの話題になったことが流行のきっかけと言われています。

マヤ文明の占術を引き継ぐ「メキシコ」

占いの歴史は深く、マヤ文明まで遡ります。先住民は星の位置を正確に読み取り、そこに宇宙からの言い伝えを照らし合わせ占術を作ってきたと言われています。よって、メキシコでは占いで問題解決の糸口を探すよりは、スピリチュアルな占いを好む傾向にあります。

メキシコで人気の占術「マヤ歴占い」はマヤ文明で作られた神聖暦ツォルキンという暦を使い、生年月日からその人の本質や得意分野などを占います。その他に「守護動物占い」も人気で、生年月日によって自身の守護霊となる動物が決まり、性格や運勢を占います。

メキシコの市場に行くと簡易的な占い店が何軒もあり、そこでは魔術アイテムや守護動物のグッズ販売もされています。

産み分け占い発祥の「ブラジル」

日本の妊婦さんの間でも知られている「産み分け占い」は、数え年と受胎月から子供の性別を割り出す占い方で、ブラジルが発祥と言われています。産み分けたいと思う女性の要望に応え、カレンダーになるほど人気があります。

その他、民間宗教カンドンブレを信仰している女性たちが行う占いでは、神からメッセージを伝えたり、洗礼を行うものも代表的です。

男性はあまり占いを信じないそうで、悩みを持つ女性の間で占いが活用されています。

生活に占いを取り入れる「イタリア」

イタリアで扱う種類は書物占いや手相占いなど様々ですが、中でも人気の占術は星座占いと夢占いです。

イタリアのショッピングモールには占い店があり、メディアでは星座占いが日常的に取り上げられるなど、一般的に占いが流行している占い大国。日本と同じようにオンラインで無料で占えるサイトも存在します。

イタリア人は宝くじを当てるために、その日に見た夢から運勢を判断したり、メディアで流れる星座占いをしっかり見ながら、良いと思った時に宝くじを買うこともあるそうです。

占いビジネスが進化する「日本」

日本では占いの館が多く点在し、占いに興味の無い方も街やショッピングモールで一度は目にしたことがあるのでは?実感は薄いかもしれませんが、占いが浸透している占い大国の1つと言えるでしょう。

人によって占いの取り入れ方も様々で、文鳥占い、猫占い、動画占い、チャット占いなど、ビジネスとしても日々進化を遂げています。

タロット占いと姓名判断が比較的多い印象ですが、どの占術でも寛容に受け入れられているのが特徴です。

拒絶反応や罰則がある国も?!

関心の薄い「アメリカ」

アメリカでは自分が生まれた時の星座や血液型を知らない人が多く、日本でおなじみの星座占いや血液型占いもメディアに取り上げられることはあまりありません。

一般的に占いについて話す人も少なく、占いの館もほとんど見かけません。小さな占い店がある街では、占いを信じている人のみが訪れることがあるようです。

罰則がある?「カナダ」

カナダで人気の占術は手相占いやタロット占い。バンクーバーでは占いの館を見かけることもあります。

一方で、カナダの法律で「精神的に弱っている人をターゲットにした商売を罰する」というものがあります。占い自体は禁止されていませんが、この法律に基づき、占い師のやり方が法律違反と見なされた場合、罰則が加えられることもあります。

占いに頼らない「オーストラリア」

一般的にオーストラリア人の中には「未来は自分で変えるもの」という意識があるそうで、困ったときに何かに頼ったり信じることは少ないようです。

占いがメディアに出ることもなく、占いの館や占いの店も見かけません。ただ、シドニーで電話やチャットを主に占いをしている人もいるので、占い自体が拒絶されているわけではありませんが、流行はしにくい国のようです。

流行しない「ニュージーランド

オーストラリア同様、ニュージーランドでは「未来について深く考えない」「今が楽しければ大丈夫」と考える人が一般的で、結果的に占いを利用する人が少ない傾向。
ただ、生まれた時の星座を知っている国民は多いことから星座占いは存在し、タロットや手相を扱う占いの館も、多くはないものの、見かけることができます。

光都クライストチャーチには、海外からの旅行者が訪れる有名な占い屋台もあります。

拒絶反応の「ドイツ」

ドイツでは街中でも占いの館や占い店は見かけることはおろか、メディアでも取り上げられることもないそうです。「占いに興味がある」と言うと驚かれることもあり、占いを信じない国の代表と言っても良いでしょう。

「理屈や理論の実践、それに伴う結果」を大事にするドイツ人は、迷信的なものは嫌う傾向にあるようで、何かの折に子供がタロットについて知ったとしたら、親は嫌悪感を示すこともあるそうです。

かつて、ドイツでは「フライギーセン」という鉛を使った占いが、ゲーム感覚で用いられたことがありましたが、鉛が危険であるという理由で、現在行っていることは殆どないでしょう。