睡眠不足は満月のせい?2つの説と対処法
特に心当たりはないのに、「身体がだるい」「寝ても寝ても眠い」という経験はありませんか?
それはもしかしたら、満月があなたの身体に影響を及ぼしているのかも知れません。
本サイトは占いに関する記事を多く執筆しておりますが、それに偏ることなく、医学的・科学的根拠も取り上げながらその2つの説と対処法をご紹介したいと思います☆
メラトニンの減少
メラトニンは多くの生物の生体リズム調節で重要な役割を果たしています。
睡眠・覚醒リズムもメラトニンによるもので、メラトニンが一定量規則正しく分泌されることで心地よい入眠につながるのですが、メラトニンは網膜から入った光の刺激に敏感で、日中の明るい光があることによってメラトニンの分泌は抑制され、動物は覚醒します。
満月時はそうでない時に比べて外界が明るく照らされてるためメラトニンの分泌量が減少し、睡眠不足に陥るのではないかといわれています。
2021年1月にアメリカとアルゼンチンの研究者による研究内容では、都心と地方、電気のあるところとないところに住む562名の対象者にスマートブレスレット(アクティメーターとも)を使って睡眠サイクルを計測。
計測がはじまってから数週間後、満月前の3〜5日は対象者の入眠時刻が遅くなっていたということ、そして一晩あたりの睡眠時間が平均すると46〜58分減ったことが明らかになりました。
この結果には課題がいくつか残っているようですが、非常に興味深い研究内容となっています。
この説に関心がある方は、寝室のカーテンを遮光カーテンにしたり、密閉性の高いブラインドにしてみてはいかがでしょうか?
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交感神経過剰
満月時は月と地球で強い引力が生じることで人体に様々な影響を及ぼすといわれていますが、その引力によって寝付きにくくなるともいわれています。
動物が眠りにつく際、覚醒時にメインとなっていた交感神経から副交感神経へと切り替わることによって身体がリラックスモードになり、眠りへと誘われるわけですが、満月時は引力の負荷がかかることによって交感神経が活発になり、不眠の症状が出やすくなるといわれています。
対処法として、日頃の生活リズムを整える、体質改善、ストレス解消などが挙げられます。
しかしこちらの説は先程のような具体的な研究結果は報告されておらず、一部では「潮の干満を身体で感じることもないし、月の引力は極めて弱い。」との声もあり、現時点では推測の域を出ていないのが現状です。
いかがでしたか?
残念ながらネコは満月時に体調不良を自覚したことがないので、自らで体感することができないのですが、メラトニン減少の説はかなり興味深いものがありました!
現在も様々な研究が各所で行われているようなので、満月時の不眠に悩まされている方々への最適解が見つかるとよいですね☆