後天的な運命を見ることができる 相術の種類5選

相術は、人の顔、体のパーツ、家の間取り、名前など、元から存在しているものや形・様相から、その人・家の性質、運勢を占う方法。

人や建物などの「形」に現われたものから運命を読み取る占術のため、目に見える種類のものは全て相術として扱えると言っても過言ではないでしょう。

命術が持って生まれた変えられない先天的な運命（宿命）を見るものなら、相術は生まれた後に紡がれる後天的な運命を見るものであると言えます。

今回はそんな相術の代表的な5つの占い方法をご紹介します！

手相

「手のひらの皺にすべて刻まれている」という考えの下、手の平に刻まれたシワ＝手相でその人の性格や運気を読み解く占術。

手のしわはその人だけの唯一無二のもので、自分だけの生きてきた結果や未来を示すものとして信頼を寄せる人が多い占術です。全般的な運や過去の出来事・結婚の回数・健康を損ないやすい年代などを占うことも可能です。

相術の中でも非常にポピュラーな占術の1つで、手のシワ以外にも手の平の各場所に西洋占星術などの要素も取り入れられていたり、肉の厚さや色味も考慮するなど、流派によって見るポイントが異なるのも特徴です。

人相

「長年の考え方や性格が顔に表れる」という考えのもと、目、鼻、口、ほくろなど、各パーツの特徴や位置を見ながらその人の性格や運気を見る占術。
ホクロやニキビなどの突如現れた顔の変化では、その時々の運気を読むこともできます。

わざわざ生年月日を聞いたり手の平などを見せてもらう必要がなく、顔を確認することさえ出来れば即座に占うことができる占術です。

風水（家相）

家の間取りや置物、インテリアの色などでその家の運気を見る占術。
その土地や建物の気の流れで運気の強さを確認し、運の弱い箇所があればアイテムや掃除などのアドバイスも受けることもできます。

また方位も重要なポイントで、家の間取り図などがあればより詳細に占う事が可能です。根本的に運気を変えたい、環境を良くしたいという方におすすめの占術といえるでしょう。

ちなみに、風水は土地を中心に、家相は家そのものを中心に見るという違いがあります。

姓名判断

名前の画数で持って生まれた性質や運勢を見る占術。
一文字一文字の画数を組み合わせて、先天運から後天運までを知ることができます。

子どもの名前をはじめ、会社名、屋号、ビジネスネーム、印鑑作成など、名称を決定するタイミングでは今後の運気のために多くの方が参考にしたいと思う占術でしょう。
また、2022年現在の日本では未だ結婚をすることで名字が変わり、画数が変化するケースが多いため、結婚後の運気を知りたい方にもおすすめの占術です。

名字や実名を変更することはなかなか難しいですが、社名・ビジネスネームなどは姓名判断をきっかけに改名される方も少なくないようです。

コーヒー占い（カフェドマンシー）

コーヒーを飲み終えたカップの底に残った形で願いや悩みごとの結果を見る占術。

ハート形や星、月などのシンボルから読み取ったり、コーヒーの流れ方から今後の展開を推測したりすることから、その時々や占者のひらめき・想像力によって感じ方が占い結果が異なる場合があり、タロットカードと似た側面がありますが、タロットと違いコーヒー占いは身近なコーヒーカップ1つで占うことができる手軽な占術といえるでしょう。

タロットについてはこちらから。

その他には印相、夢占い、奇門遁甲、血液型占いなどが相術に分類されます。

相術は運を細かく見たり、人との相性を調べたりすることには不向きですが、命術のように変わらないもの・変えられないものを見ていくことは大得意ジャンル☆
更に命術と異なるのは、土台となる様相を後天的に変えていくことで運を上げるという使い方ができること。

あなたはこんな人である、という断定的な部分も強いですが、克服しようという強い気持ちもがあれば変えることができる、希望的な側面も強い占術であると言えます。

自分の身体や家、名前など、所有しているものに、どんな意味や運気・性質があるのかを知りたい方には、ぜひおすすめしたい占術です！