地上で輝く星空☆アストロフィライトの意味や石言葉・向いている人
1844年(1854年との説もあり)にノルウェーのローヴェン島で発見され、古銅色をした葉片状の結晶が放射状に広がり星のように見える(星状集合体)姿から、ギリシア語の「星(Astro)」「葉(Phyllon)」を組み合わせて名付けられたアストロフィライト。
ブロンザイト(Bronzeite)をそのまま黒くしたような重厚な輝きとギラリと光る金属光沢を持ち、太陽や星が爆発したような迫力のある外見が特徴的で、丸く磨いた面に浮かび上がる模様は流星や隕石衝突の瞬間のようにも見えます。
創造の爆発を象徴する石と言われ、企画職やアーティストなど、アイデアやひらめきを必要とする方に、創造性の守護石として愛されています。
アストロフィライト(Astrophyllite):星葉石・閃亜鉛鉱
アストロフィライトはペグマタイトなどの火成岩に含まれた状態で採掘され、外観のよく似たアルベゾン閃石(Arfvedsonite)と共生していることが多く、店舗によってはアルベゾン閃石をアストロフィライトとして販売されていることがあります。
硬度が低く、一定方向に割れやすい劈開性のため、取り扱いには注意が必要な鉱物です。
いつも星形に集合しているわけではないですが、その結晶は時に10cmに達することもあります。
石言葉
知性・希望
スピリチュアル的な意味
アクアマリンやトパーズ同様、潜在能力を引き出して創造力を高め、画期的で斬新なアイデアを与える効果があるとされる。
非常に強力なパワーがあり、内側に眠る潜在能力や可能性に光をあて、未来への不安を取り除き、周囲との調和を保つ力を与えることから、人生に希望の光をもたらす石といわれている。
昔は占い師が太陽光に当てた反射具合で未来を読み解くことに使われたこともあるとか。
こんな方におすすめ
- 作家・芸術家などデザイン業の方
- 創造力を高めたい方
- トーク力を身につけたい方
色 | 古銅黄色、黄金色 |
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条痕色 | 黄 |
モース硬度 | 3 |
比重 | 3.2〜3.4 |
劈開 | 一方向に完全 |
化学組成 | 含水カリウム鉄チタン珪酸塩 |
透明性 | 半透明から不透明 |
光沢 | 金属光沢、真珠光沢 |
屈折率 | 1.63〜1.64 |
多色性 | 非常に強い三色性/淡黄色、黄色、暗赤色 |
インクルージョン | 羽状、針状、板状結晶 |
産地 | アメリカ、カナダ、グリーンランド、ノルウェー、ロシア他 |
※上記の数値は文献により多少異なる場合があります。
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