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謎の希少石は身近な存在?アンブリゴナイトの意味や石言葉・向いている人

鉱物を割るときにできる断面の角の角度が90度よりやや大きいことから、ギリシャ語の「amvlys(鈍い)」「gonia(角度)」という言葉に由来するアンブリゴナイト
1817年、ドイツ人鉱物学者のアウグスト・ブレイトハウプト(August Breithaupt)によって発見されました。

宝石品質の結晶が見つかるのは極めて稀な超希少石
割れやすく熱にも弱いことからジュエリーに加工されることは滅多になく、そのほとんどがコレクターにしか出回らない。一般にはあまり知られていないレアストーンです。

宝石となるとハードルが高いアンブリゴナイトですが、実は私たちの身近なものにも使われていたりするそうです。

 

アンブリゴナイト(Amblygonite):アンブリゴ石

アンブリゴナイト

ペグマタイト脈に産するリン酸塩鉱物。

原石は一般的に白やクリーム色をしていますが、宝石品質と呼ばれるような高品質のものは、黄、緑系黄色、薄紫色などをしていることが多いといわれ、他にも、無色、緑、青、ピンク色などが発見されています。

非常に近い鉱物としてモンテブラサイト(Montebrasite)がありますが、この2つは近年になるまで明確な区別がされておらず、同一の宝石として扱われていました。
現在ではモンテブラサイトの方が少し屈折率が高く、フッ素を含まない水酸基タイプであることがわかり、アンブリゴナイトとは区別されていますが、信頼性の高い鑑別機関でも鉱物名に関しては未だ混同されて表記されることがあるのが現状です。

他にも、ブラジリアナイト(Brazilianite)やスキャポライト(Scapolite)と混同されることがあるので注意が必要⚠

石言葉

不滅の力・回帰・自分の空間・疲労回復

スピリチュアル的な意味

欧米では神聖な力をもつ石として昔から崇拝され、身につけることで神聖で不滅のスペースを持つことができると考えられていた。素のままの表現を阻害する障害を取り去り、トラウマを克服する手助けをしてくれるとも。

こんな方におすすめ
  • 本当の自分を取り戻したい方
  • 悪縁を絶ちたい方
  • 悪循環から抜け出したい方
  • 自分の空間・居場所を持ちたい方
  • 心身ともに癒やされたい方
無色、白色、淡緑色、黄色、淡桃色
条痕色 白色
モース硬度 5.5〜6
比重 3.01〜3.03
劈開 完全
化学組成 水酸基をもつリチウムとアルミニウムの燐酸塩
透明性 透明
光沢 ガラス光沢、絹糸光沢
屈折率 1.57〜1.61
多色性 微弱な三色性
蛍光 微オレンジ色、緑色、淡褐色、淡青色
産地 ブラジル、アメリカ、ミャンマーナミビア、フランス、ドイツ、スウェーデン

※上記の数値は文献により多少異なる場合があります。

【豆知識】資源鉱物として身近に使われることも

リン酸塩鉱物であるアンブリゴナイトはと、地球上の全元素の約0.005%しか存在しないと言われているリチウムの重要な資源となります。

その使い道は、例えば「炭酸リチウム」として精神障害の治療のために医学的に用いられたり、「耐熱ガラス容器」や「セメント」、「リチウムイオン電池」など、工業用としても重要な役目を果たしています。

さらに炎に入れると発色する特質を活かし、花火の材料に使われることも。

花火

宝石にはならなかったアンブリゴナイトも、様々な形で私たちの生活に役立ってくれています。
時には大空を彩る花火になるやなんて…!
いつまでも輝くことを忘れないニクいやつです☆