瞑想はスピリチュアル?世界的企業も採用する瞑想の効果やメリット
皆さんは瞑想をしたことはありますか?
最近では「マインドフルネス瞑想」なる言葉が流行るなど、瞑想が「怪しいスピリチュアルな何か」から「心身に有効な健康法」に意識が変わりつつあります。
実際にGoogle、Apple、Facebook、インテル、ゴールドマンサックスなど、世界的一流企業が社員研修に瞑想を取り入れており、日本では元メジャリーガーのイチロー選手が採用。厚労省のホームページにもその概要が正式に記載されています。
しかし、そもそも瞑想って?怪しい?効果やメリットは?やり方は?など、わからないことばかりの方も多いはず。
今回はそんな、まだまだ怪しい瞑想について深堀りしていきたいと思います☆
瞑想とは
瞑想は端的に言えば、思考を停止して脳に休息を与える方法のこと。
「最強の脳トレ」とも言われ、思考や感情に支配されていた脳の活動を鎮めることで深いリラックス効果を始め様々な効果が得られることが世界中の脳科学の研究から立証されており、計り知れない効果があると認められています。
瞑想の起源は2500年以上前のインドで、精神鍛錬や修行の一つとして生まれたと言われており、日本ではスピリチュアルなものと思われがちですが、世界ではいくつもの研究結果や論文が発表され、現代の瞑想の実践者は世界で5億人と言われるほど世界中の注目を集めています。
瞑想は怪しい?
「瞑想」と聞くと、「怪しいのでは?」「何かの宗教でも入った?」「カルト?」と思う方もいるかもしれません。
それは昔、瞑想が話題になりはじめた時に、営利目的の悪徳業者が情報を誇張して伝えてしまっていたり、それにハマった客がしつこく勧誘をしていたこともあって、現在でも怪しい印象が根付いてしまっているから。
特に日本人は、宗教やスピリチュアル的が絡んだ事件にトラウマがあることもあり、警戒心が強くなっていることでしょう。
しかし前述の通り、現在では科学的な研究も多く行われ、世界中の多くの機関から瞑想の効果が科学的根拠に基づいて発表・証明されています。
その結果に日本の厚労省のホームページでは、血圧の降下・過敏性腸症候群の症状の緩和・不眠の改善などに有効であると記載されているほどです。
瞑想の5つのメリット・効果
瞑想が怪しいものではないとわかったところで、瞑想のメリットや効果についてみてみましょう。
ストレスや不安の軽減
頭に浮かんでくる雑念(思考や感情)を客観的に見られるようになることで、不要な思考や感情を取り払え、人間関係などに振り回されてストレスを抱えることがなくなります。
また瞑想中は脳からストレスを沈める効果があるα波と呼ばれる脳波が分泌されます。疲れを感じる日に布団の中で瞑想を行うことで、副交感神経が優位になって入眠がスムーズになり、睡眠の質も向上します。
リラックス効果が高いゆえに、瞑想中に寝落ちしてしまう方も少なくないとか。
免疫力アップ
我々の健康な生活を妨げる感染症…。これらを予防するには高い免疫が必要になりますが、瞑想には免疫力をアップさせる効果があるとの研究報告がありました。
アメリカのカルフォルニア州で行われた実験で、瞑想経験がない女性94人+瞑想経験がある女性30人を、6日間「バカンスを過ごすグループ」と「瞑想を行うグループ」に分けて血液を比較したところ、瞑想を行ったグループにはウイルス感染への抵抗に関わる遺伝子に変化があったことが明らかになりました。
また、その長さが長いほどより健康的な加齢につながると考えられている染色体の末端部分「テロメア」がほどけることを抑制する「テロメラーゼ」が活性化することもわかり、数々の慢性疾患への良い影響も囁かれています。
集中力アップ
カナダの公立小学校で行われた9歳前後の生徒約100人を対象にした実験で、「毎日3分×3回の瞑想を4カ月行ったグループ」と、「瞑想しないグループ」の算数の成績を比較したところ、瞑想したグループはしなかったグループよりスコアが15%も高いという結果に。
このことから瞑想には集中力を高め、生産性も向上する効果があると科学的に実証されました。資格や試験の勉強などの前に瞑想を取り入れることで、本来持っている実力を存分に発揮することができるでしょう。
ポジティブ思考
瞑想は気分を安定させるだけでなく、気分を前向きにする効果があることもわかっています。
私達が普段緊張したり、不安な気持ちになる時は交感神経が強く働いているということなのですが、瞑想をすると緊張や不安を緩和する副交感神経が優位になり、自律神経が整って前向きな思考をサポートします。また、瞑想によって幸せホルモンと言われるオキシトシンが分泌されることも要因であるとの見方もあります。
アメリカのメリーランド大学のKevin W.Chen教授が約2,500人を対象に調査したところ、瞑想後は不安レベルが減少したという結果が明らかになったほど。
幸福感の増加
脳内ホルモンの1種と言われる幸せホルモン「セロトニン」が瞑想時に分泌されることで、幸福感が増加すると言われています。
幸せな気持ちに包まれながら思考と感情のバランスも整い、前向きな気持ちになることでストレス耐性も高まります。些細な事では悩まない強い心を育むことができるでしょう。
効果やメリットが分かると、「瞑想やってみたい!」と思うかもしれませんが、実は瞑想には長い歴史があり、その種類は500以上にもなると言われています。前回、おすすめの瞑想について記事にしているので、よろしければご覧ください↓↓
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